ラーマ・ナヴァミーとは、ラーマの誕生日のことで、
ナヴァミーとは「第9月齢」を表しています。
ラーマは、スーリヤ(太陽)・ヴァムシャという家系に生まれています。
一方、チャンドラ(月)・ ヴァムシャという家系に生まれたクリシュナの誕生日は、
クリシュナ・ジャンマ・アシュタミーと呼ばれています。
アシュタミーとは「第8月齢」を表しています。
ラーマとクリシュナ、どちらもヴィシュヌのアヴァターラですが、
ラーマとクリシュナの誕生日を比較してみると、
そこに、太陽と月のような対照性が表れています。
では、見てみましょう。。。
ラーマの誕生日は、
ウッタラーヤナの、
チャイットラという名前の月の、
シュックラ・パクシャの、
九つ目のティティの、
正午です。
ウッタラーヤナとは、春分から秋分への半年間のことです。
太陽の昇る地点が北から南へと移動し、日照時間が日に日に長くなる半年間です。
ウッタラ―とは、北方のことですね。アーヤナとは、行く、という意味です。
シュックラ(白)・パクシャとは、新月から満月へと、月が満ちていく15日間のことです。
全体的に、太陽に象徴されるような、明るい感じですね。
ティティとは、詳しく説明すると時間がかかりますが、だいたい月齢日というイメージで良いでしょう。
9という数字は、0から9という数字の中で、これ以上大きくなれない、最大の数です。
9 X 1 = 9 + 1 = 9
9 X 2 = 18 = 1 + 8 = 9
9 X 3 = 27 = 2 + 7 = 9
9 X 4 = 36 = 3 + 6 = 9
9 X 5 = 45 = 4 + 5 = 9
9 X 6 = 54 = 5 + 4 = 9
9 X 7 = 63 = 6 + 3 = 9
9 X 8 = 72 = 7 + 2 = 9
9 X 9 = 81 = 8 + 1 = 9
太陽のように、ずっと満ちていますね。
アーディッティヤ・リダヤも、ラーマへの教えですね。
正午という時間も、太陽が真上にある時間です。
それと完全に対照的な、、、
クリシュナの誕生日は、
ダクシナーヤナの、
シュラーヴァナという名前の月の、
クリシュナ・パクシャの、
八つ目のティティの、
深夜0時です。(正子と言うそうです)
ダクシナーヤナは、秋分から春分への半年間のことです。
太陽の昇る地点が南から北へと移動し、日照時間が日に日に短くなる半年間です。
ダクシナーとは、南方のことですね。
クリシュナ(黒)・パクシャとは、満月から新月へと、月が欠けていく15日間のことです。
全体的に、月の出る夜のような、暗い感じですね。
ティティである、8という数字は、、、
8 X 1 = 8 + 1 = 8
8 X 2 = 16 = 1 + 6 = 7
8 X 3 = 24 = 2 + 4 = 6
8 X 4 = 32 = 3 + 2 = 5
8 X 5 = 40 = 4 + 0 = 4
8 X 6 = 48 = 4 + 8 = 2
8 X 7 = 56 = 5 + 6 = 1
8 X 8 = 64 = 6 + 4 = 0
8 X 9 = 72 = 7 + 2 = 9
月のように欠けて行ってますね。
3が無いのと、0から9になっているのが、どういう意味だったか、、、
ちなみにこの計算式は、
10年ほど前に、リシケシの図書館で、私の先輩グルバイである、
インド占星術に詳しいアルヴィンドさんに教えてもらった記憶を元に書いています。
アルヴィンドさん、親切に教えてくれて、ありがとう~。