ガネーシャのお誕生日。
家族揃って。 |
ガネーシャ・チャトルティ、別名ヴィナーヤカ・チャトルティ。
ガネーシャの別名がヴィナーヤカ(リーダー)だからですね。
ヒンドゥーの暦で、バードラパダという月(通常8月)の、
新月から数えて4日目が、ガネーシャ・チャトルティです。
チャトルティとは、月齢4日目の日を指す言葉です。
2014年は8月29日にあたります。
この日はインド全国で、様々な形で祝われています。
一番盛大に祝うのは、ガネーシャ信仰の強い、マハーラーシュトラ州です。
土でガネーシャの像を作り、10日間プージャーをして、
10日目に、その像を、海や川に流してしまう(ヴィサルジャナ)のです。
プージャーがされる祭壇から、ヴィサルジャナが行われる水辺までは、
日本のお神輿の行列と同様に、ガネーシャの像を神輿にして担いで、
皆で揃って掛け声を掛けながら町中を練り歩きます。
ガネーシャ・チャトルティの起源
このお祭りがインド全国に浸透した仕掛け人は、ガンガーダル・ティラックという人。
フリーダム・ファイターと呼ばれる、インドの独立運動家。
英国やクリスチャンの陰謀で、政略的に弱体されたヒンドゥー文化を、
人々の中で復興させるために、このガネーシャ・チャトルティを全国に広めたのです。
ボンベイでは10日かけて盛大に行われます。
日本でも、ガネーシャのシュローカなどを唱えながら、
障害物の無い、家庭や事業の繁栄や、人生の成功を祈ります。
ガネーシャーヤ ナマハ
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