2016年5月17日火曜日

2016年~2017年 エーカーダシー・カレンダー

エーカーダシーをするときは、サンカルパが大事です。
心も身体も清潔に、モウナムを心がけて、
チャンティングやジャパなどをして過ごしましょう。


2016年

5月17日(火)


6月1日(水)
6月16日(木)
6月30日(土)
7月15日(金)
7月30日(土)

8月14日(日)
8月28日(日)

9月13日(火)
9月26日(月)

10月12日(水)
10月26日(水)

11月10日(木)
11月24日(木)

12月10日(土)
12月24日(土)

2017年

1月8日(日)
1月23日(月)

2月7日(火)
2月22日(水)

3月8日(水)
3月24日(金)

2015年12月19日土曜日

ヴェーダの結婚観(ヤッニャ・サンヨーガ)


ムンダカ・ウパニシャッドのマントラ(1.2.7)で、
「ヴェーダの儀式に必要な18の要素」という言及があります。

18の要素とは、 4つのヴェーダからそれぞれ4人ずつ、16人の司祭。
それと、ヤジャマーナ(儀式をする本人、その人の名前で儀式がされる。ダクシナを払う人)が1人、
それと、ヤジャマーナの妻、パットニー。
儀式で得たプンニャ(徳)は、ヤジャマーナと妻で、半々だとヴェーダは教えているそうです。


ヴェーダの教える人生は、受精からお葬式まで、全てが儀式です。
生まれてから死ぬまで、決められた儀式を一つずつ順番にこなしていかなければなりません。

結婚もその一つです。

ヴェーダの文化では、人間は徳を積み、人間として成長するに、結婚をします。

徳を積むには祈りの儀式をしなくてはなりません。
儀式をするには、結婚をしなくてはなりません。
結婚して始めて、儀式をする義務と権利が生まれるのです。

それゆえに、結婚するのです。 
結婚がゴールでは全く無いのです。

結婚は、人間として成長するための、手段。

結婚して始めて人生の試練が始まるのです。

結婚したら、妻も夫も、参加する形は違えど、両方が儀式に参加しなくてはならない。

面白い例に、精製バター(ギー)は 、妻の目に触れてもらって、
やっと儀式で使えるようにお清めされたことになる、という決まりもあります。

ヴェーダの文化では、妻は「パットニー」と呼ばれます。
夫は「パティ」。

パーニニ文法では、「パティ(夫)」という言葉から、
「パットニー(妻)」という言葉を派生させます。
その時の文法的決まりが、
「ヤッニャサンヨーゲー(यज्ञयोगे [yajñasaṃyoge])」
パーニニ・スートラ4.1.33

ヤッニャ(
यज्ञ [yajña])とは、ヴェーダの儀式。
サンヨーガ(योग [saṃyoga]とは、くっつくこと。

意味はふたつあり、
1. ヴェーダの儀式を通して、ヴェーダ的に正式に婚姻関係を結んだ人。
2.ヴェーダの儀式をする為に、婚姻関係を結んだ人。

現代日本の結婚観とは、かなり違う結婚観です。


16人の司祭の説明はこちら:

現在執筆している何冊かの文法書のうちのひとつで、
関連事項としてフットノートをまとめたので、こちらにも転記します。

षोडश ऋत्विजः
यजुर्वेदः             यजुर्गणः           अध्वर्युः, प्रतिप्रस्थाता, नेष्टा, उन्नेता
ऋग्वेदः             होतृगणः            होता, मैत्रावरुणः, अच्छावकः, ग्रावस्तुतः
सामवेदः             अद्गातृगणः         उद्गाता, प्रस्तोता, प्रतिहर्ता, सुब्रह्मण्यः
अथर्ववेदः          ब्रह्मगणः          ब्रह्मा, ब्राह्मणाच्छंसी, आग्नीधरः, पोता
 पत्नी यजमानश्चेति अष्टादश ।
16人のヴェーダの司祭 
4つそれぞれのヴェーダには、4人の司祭が必要。4人組でひとつのグループ(ガナ) となる。

ヤジュル・ヴェーダのグループは「ヤジュル・ガナ」。
メンバーはそれぞれ、
アッドヴァリユ、プラティプラスターナー、ネーシュター、ウンネター

リグ・ヴェーダのグループは「ホートゥル・ガナ」。

メンバーはそれぞれ、 
ホーター、マイットラーヴァルナ、アッチャーヴァカ、グラーヴァストゥタ


サーマ・ヴェーダのグループは「ウッガートゥル・ガナ」。
メンバーはそれぞれ、 
ウッガーター、プラストーター、プラティハルター、スッブラマンニャ

アタルヴァ・ヴェーダのグループは「ブランマ・ガナ」。
メンバーはそれぞれ、 
ブランマー、ブランマナーッチャムシー、アーグニーダラ、ポーター


これで16人、
そして、ヤジャマーナと、ヤジャマーナの妻、パットニー。
これで、コンプリートなのです。

2015年10月25日日曜日

新刊のお知らせ:『祈りの理論&サンスクリット語の祈りのことば』を出版しました




私は日本でも、お祈りをしにお寺や神社、

ご先祖様のお墓を訪れることはありましたが、

毎日の習慣として、そして自己成長の手段として

お祈りを教えてもらったのはインドに来てからでした。

そして、祈りが、私の手をとって正しい方向へ導き、

時間を掛けながら私の人生を変えてくれました。

でも、祈りはインドにいなくても、どこに居ても出来ます。

私がインドに来る前、日本やアメリカで働いていたときに、

祈りについてもっと知るきっかけがあったら、

誰かに教えてもらっていたら、

祈りという、もうひとつの幸せになる手段、自己成長の手段があることを、

知っていたら良かっただろうな、と思います。

そういう思いでこの本を著しました。

とても縁起の良いヴィジャヤ・ダシャミー(विजयदशमी [vijayadaśamī])の日に、アマゾンで電子書籍を出版しました。

追記: 紙の書籍版もアマゾンで発売開始しました。

最初の理論の部分は、祈りを日本語で紹介することについて、
プージャ・スワミジに相談した際にいただいたアドヴァイスを反映させました。

私がプージャ・スワミジの元で学んだ、ヴェーダの伝統のスピリッツが、
端々にまで浸透している一冊です。

ヴェーダーンタやサンスクリット語に興味を持たれたて来た方が、
まず一番に習うプレーヤー(祈りの句)を、学び易いレイアウトでまとめました。



 こちらはKidle版です。(iPod, iPad, Androidでも読めます。)

追記: 紙の書籍版もアマゾンで発売開始しました。

それぞれのシュローカについて、祈りの目的の紹介、サンスクリット語の単語一語一語に関しての対訳、そして全体の訳、さらに発音のポイントを説明しています。

さらに、「祈りって何?」「誰に祈るの?」「神様を信じる必要はある?」といった、祈りの疑問に関しても、現代人の腑にすっきり落ちるよう、全て理論的に答えています。

幸せの意味、ヨーガの意味、といったコラムも挿入しました。

内容紹介

祈りは、幸せになりたいという望みを表現する行為です。
行為であるがゆえに、必ず結果を生みます。

第一部祈りの理論では、
「祈りとは何か」「誰に祈るのか」といった疑問対して、現代人の腑にすっと落ちる理論的な回答・解説をしています。

第二部サンスクリット語の祈りのシュローカ(詩句)では、
古来インドにおいて口伝で受け継がれてきたサンスクリット語の祈りの詩句を、一語一語ていねいに、伝統に沿って解説しました。

(印刷書籍版ページ数:108ページ)

目次

第一部 
祈りの理論
一、 祈りについて
1) 祈りとは 8
2) 行為とは 14
3) 自由意志とは 16
4) 自由意志が最も自由な行為、祈り 21
5) 祈りは必ず結果を生む 22
6) 祈りによって得られるもの(ベネフィット) 22
7) 祈りについて知ることが、祈りの効果を高める 25
8) 誰に対して祈るのか 25
9) 何を祈るのか 28
10) どうやって祈るか 32
11) 集合的な皆の祈り 36
12) 祈りのある生活 36

二、 サンスクリット語の祈りについて
1) ヴェーダとは 37
2) 祈りに関する知識 37
3) デーヴァターとは 38
4) デーヴァター達の姿かたち 38
5) ナマハ、ナマスカーラ 39
6) サンカルパ 40
7) マントラとは 41
8) シュローカとは 41
9) シュローカの意味 41


本書の発音と表記について 43


第二部 
サンスクリット語の祈りのシュローカ

1. ガネーシャへの祈り 48
2. サラッスヴァティーへの祈り 50
3. 先生への祈り 52
4. 文献の勉強の前にする祈り 54
5. 平和を願う祈り 60
6. 朝起きたときの祈り 68
7. お風呂に入るときの祈り 70
8. 食事の前の祈り 72
9. 一日を通しての祈り 74
10. 就寝前の祈り 78
11. 祈りの最後に唱えるシュローカ 80

付録1: ガネーシャへの祈り 88
付録2: ヨーガ・クラスの始まりの祈り 91
付録3: スーリヤ・ナマスカーラ・マントラ 96

全シュローカ集 99


= コラム目次 =
コラム – 1: 生まれてきた意味 67
コラム – 2: 幸せの意味 84
コラム – 3: ヴェーダが教える幸せの意味 86
コラム – 4: ヨーガの意味 87
コラム – 5: 人助けは自分の成長を助ける 90
コラム – 6: 思いやり、アヒムサー 94
コラム – 7: 祈りの作法と習慣 98


より多くの人の幸福と平和に貢献できますように。
祈りを込めて。

Medha Michika


アマゾンでのMedha Michikaの著書一覧

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