2015年4月3日金曜日

月食&日食の時の過ごし方

2015年4月4日はインドでも皆既月食がみられます。

ヒンドゥーの文化では、月食と日食が起きる時には、特別な時間の過ごし方をします。

ちなみにこちらでは、15:45~19:15なので、授業が全部前倒しになり、

昼食は月食の起きる数時間前までに済ませるように、11時半に前倒しになり、

午後の授業は全てお休み。キッチンもテンプルも閉鎖。

月食が終わって初めて、テンプルの司祭やキッチンの料理人がお風呂に入り、

皆でプージャーをして、遅めのディナー、という予定です。

日食と月食を司るデーヴァター、
ラーフとケートゥ

ヒンドゥー文化での月食&日食の位置づけ


何千年も前から、ヴェーダの占星術では月食と日食を正しく算出して、

宗教的に過ごすようにと教えられています。


ヒンドゥーのカレンダーでも、毎年一年分の月食と日食の情報が、

いつから始まりいつ終わるのか、何月何日何時何分何秒の単位で、

インドのそれぞれの都市の時間の誤差も計算して記されています。


月食&日食の時の過ごし方


1.始まる前にお風呂に入る。近くに河があれば沐浴をするのが望ましい。

2.月食や日食が起きている間は外に出ない。観測するのも良くない。

3.食べない、人と交わらない、寝ない。

4.ジャパをして過ごす。(ジャパについては、また記事を書きますね。)

月食と日食の間にしたジャパによるプンニャは、通常の何千倍といわれます。
今がチャンスだ!

5.終われば再度お風呂に入る。もちろん河での沐浴が望ましい。

6.新しい服に着替える。

7.食べ物を用意するのは、月食や日食が終わって、お風呂に入って、着替えてから。

8.月食や日食が始まる数時間前から、ヒンドゥー寺院は閉鎖されます。

9.ダーナ(ブラーンマナに対して捧げ物をすること)に適している時間のことを「プンニャ・カーラ」と言いますが、月食と日食の日はそれに当たります。




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